こんにちは、旅するトレーニング女子Momokoです!
突然ですが、私の人生の目標の一つは、来世でサイヤ人に生まれ変わることです。
サイヤ人に生まれ変われるように日々筋トレに励んだり、世界のさまざまな所をみて見聞を広めたりしています。
しかし、それだけで憧れの戦闘民族サイヤ人に近づくには限界がある…。
せめて戦闘力5のゴミは卒業しなければ…。
というわけで、戦闘力向上のためにシークレットサービスの特殊訓練を受けてきました。
目次
シークレットサービスとは?
シークレットサービス(Secret service、SS)は、
首相、大統領、王室などの要人、貴賓の人々の平素の警備、護衛に当たる人たち、及びそれを担当する政府の部署のこと。アメリカ合衆国大統領を護衛するアメリカ合衆国シークレットサービスが特に有名。日本ではSP(セキュリティーポリス)と呼ばれ、知られている。
企業、団体の重要人物の身辺警護や総会屋対策を担当する警備会社。シークレットサービス。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
つまり、要人警護などを請け負う人や機関ですね。日本ではSPと呼ばれたりします。
訓練機関「SECRET SERVICE GROBAL ACADEMY」の立地
今回お世話になったのは SECRET SERVICE GROBAL ACADEMY(シークレットサービス・グローバルアカデミー)という訓練機関です。
場所はタイのチェンマイ、グランドキャニオンと呼ばれるエリアにあります。


訓練所は、発砲する前方が崖、後方は広い湖になっており、万が一あらぬ方向に弾が飛んで行っても、民間人が傷つかないような隔離された場所に位置しています。


湖を吹き抜ける風が爽やかで気持ちいい!

シークレットサービス訓練コース
訓練体験コースは、おおまかに以下の3つに分けられます。
・1日コース(1日かけて拳銃・ライフル・ショットガンの基本的な扱いを学ぶ)
・3日コース(3日間かけて上記3種の銃の扱いについて、身のこなしを加えつつ一日ずつじっくり学ぶ)
・5日コース(5日間かけて、3日コースの内容に加え、要人警護や身のこなしなど、より専門的な知識を叩き込む)
今回はタイ旅行のうちの一環として来ているので、1日コースを受けました。
シークレットサービス・トレーニング教官
教官はこちらの写真のタイラー。

タイラーはもともと香港出身ですが、タイ人の奥さんと結婚しており、香港とタイの往復生活を送っているそうです。
独自の訓練システムと要人警護の経験が豊富で、リアルな現場の話をたくさんしてくれます。
シークレットサービス訓練の服装
一応アカデミー訓練生用のポロシャツも支給されますが、事前服装について問い合わせていたところ、タイラーいわく「動きやすいが写真映えする服装で来い」とのことでしたので、私もそれっぽいコーディネートで来ました。
念のためですが、服装は長ズボンなどの動きやすい服で行きましょう。訓練内容によっては、地面を転がることもあるそうです。Tシャツは必ずしまうこと(ガンホルダーを腰につけるため)。
タイラーが「写真映えする格好で来い」と言っていた理由は後々わかるのですが、なにせタイラー、めちゃくちゃ写真撮らせてくれます。ちょっとぼーっとしていると、「ほら、写真撮ってやれ!」とスタッフに携帯を渡します(笑)
ついでに、「ちゃんとFacebookにタグ付けしてアップするんだぞ」と念を押されます。
iPhoneのカメラロールに次々とムービーや写真が溜まっていくこと間違いないので、この訓練機関にいく際はスマホのメモリ容量を空けておきましょう。
シークレットサービスの精神
訓練の最初に、タイラーからシークレットサービスの精神性や銃の危険性をしっかりと説明されます。

銃は簡単に人を傷つけてしまう非常に危険な道具であること。
シークレットサービスの訓練は戦闘訓練ではなく、「セルフ・ディフェンス(自己防衛)」のための物だということ。
日本に住んでいればあまり関係のない話と思ってしまいがちですが、国際化する世の中で、人々は数十年前よりたくさん旅行するようになりました。
その中にはもちろん治安の悪い地域や、銃規制があまり整っていない国もあります。
もしショッピング中に強盗にあったら?
街中で急に現地民と警察が衝突する暴動に出くわしたら?
そんな時、もし君の足元に銃が転がってきたら?そして自分の隣に恋人や子供がいたら? 自分が銃の扱い方、それを使った逃げ方を知っているのとそうでないのとでは、君の生存確率が大きく変わるだろう
確かにそうだな、と思いました。
私たちはいろいろな所へ旅行をします。銃が合法の国に行くこともあるでしょう。万が一危険に出くわしてしまったとき、せめて自分の大切な人を守れる知識や技術を身に着けておきたい。。
タイラーの話はとても身に沁みました。
そんなわけで、この訓練所は「自己防衛」に重きを置いた様々な動きを教えてくれます。
シークレットサービスのトレーニング内容
基本的な銃の取り扱いトレーニング
銃は、身を守ることもできますが、同時に簡単に人を傷つけてしまうことのできる、危険な道具です。
1日コースでは3種類の銃を扱いますので、それぞれを持って移動・行動するときの注意点や、安全確認の重要性をみっちり説明されます。
「もし不注意でも銃口を人に向けたり、トリガーに指をかけたまま移動したら、お前の尻を本気で蹴飛ばすからな。」と凄まれつつ、全力で首を縦に振りました。
ハンドガン(拳銃)のトレーニング
最初はハンドガン(拳銃)のトレーニングから。
まず弾が入っていない状態や、発砲されない偽物の弾を使ってリロードや安全な取り扱い方をしっかりと練習。いざ実弾訓練開始。

思った以上にハンドガンのスライドが重い!!

ハンドガンを撃ち終わった後は右手でグリップを持ちながらスライドを前後させて、残弾がないか安全をしたのち、再びホルダーに仕舞います。…が、このスライドが思った以上に重く、コツが必要です。
こんなにモタモタしていては自分の身は守れない!修練あるのみ!
ハンドガンの訓練では、体の正面から普通に撃つ動作に加え、ホルダーから銃を抜きつつ銃を早打ちするテクニック、振り向きざまに銃を撃ちつつ逃げる訓練など、その他にも様々なテクニックを練習します。
この時点で脳みそはパンパン。

1日コースの場合、午前中はまるっとハンドガンの訓練。
タイ料理レストランでランチ休憩
あっという間の午前中で、タイラーのしごきに付いていくので精一杯。
そろそろお腹が空いてきたなぁ、と思ったところでランチ休憩をはさみます。場所は、訓練所近くのグランドキャニオンが一望できるタイ料理レストラン。

これまた景色が最高!癒される~~


ランチ休憩を挟んだら、次はいよいよライフルとショットガン!
ライフルのトレーニング
午前中に習った内容を踏まえ、午後はライフルのトレーニングです。
安全確認や発砲の手順はハンドガンとあまり変わらないため、午前中よりもすんなりと手順を覚えることができました。

ライフルを扱ってみて驚いたと同時に怖くなったのは、ライフルは本当に「人を殺せてしまう武器」だということです。
ライフルには標準を合わせるためのスコープがついており、スコープを覗きながらトリガーを引くと、私のような初心者でも思った通りに的に当たってしまいました。
以前、アメリカ海軍出身の友達と話したときに「銃を扱う上で重要なのは、何よりもスコープだよ。」と話していたことを思い出しました。
その意味が分かった瞬間、少しぞっとしたのを覚えています。
最後はショットガンのトレーニング

シークレットサービスの1日トレーニング、最後はショットガンのトレーニングで締めです。
ここでも、タイラーからショットガンがいかに危険かを説明されます。
そういえば「ターミネーター2」で液体金属の敵役T-1000が、シュワちゃんにショットガンで打ち抜かれたとき上半身吹っ飛んでたな…。と有名なシーンを思い出し、本当にとんでもないの威力のブツをこれから扱うのかと戦々恐々です。

このショットガン、何が大変って撃った時の反動がすごい。
私は右利きのため、右肩にショットガンを固定して撃ったのですが、一発一発の反動が重くて、最初は肩関節が外れるかと思ったくらいでした。
それでも徐々に扱いに慣れ、最後の方は走って前進しながら的に当てる訓練まで到達!ようやくシークレットサービスのSの字、いやシの字くらいは板についたのではないでしょうか…!
この訓練の様子は、動画でインスタグラムにもアップしているので、ぜひ見てください!
訓練終了
ようやく長い一日の訓練課程をすべて完了し、最後は記念撮影タイム。
スタッフさんが弾の入っていないサンプル銃を貸して下さり、写真を撮ってくれます。

これで私も、まだまだサイヤ人には届かなくとも少なくとも「戦闘力5のゴミ」よりは成長できたのではないかな、と思います。
トレーニング終了後には、コースの終了証ももらえるので、やり切った感もひとしおです。
まとめ
平和な日本でのほほんと生きてきた私にとって、今回のシークレットサービスの訓練はとても新鮮でした。
ある日突然、自分の意図しないところで危険に巻き込まれるかもしれないという危機感を改めて持たせてくれる、非常に良い機会となりました。
- 銃はとても怖くて危ない道具であることを改めて学んだ。
- 銃を使うのであれば自衛を徹底するなど、銃が違法である日本ではなかなか知ることのできない感覚が身に着けられた。
- ハンドガンのトレーニング中、薬きょうで鎖骨付近を小さく火傷したので、あまりでデコルテの空いた服は着ていかない方が良い。
- ショットガンの反動で、翌日の右肩には名誉の青あざが!笑
- アクション映画を見ていて、ちゃんと俳優が訓練を受けているかどうか判別できるようになった。
- 「危険から身を守る」という覚悟ができた!
- 日々要人を警護しているシークレットサービスやSPの方々を心底尊敬するようになった。
このシークレットサービスの訓練機関を訪れてみたい!という方は、私のInstagramのDMへお気軽にお問合せください。
引き続き、世界のトレーニング情報を発信していきます!